2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

エロスの詩のアンソロジーを夢見て(その2)

(現代詩篇) 10安西均「朝、電話が鳴る」 最後のエロティックな2行が秀逸。 11安東次男「女たちへの讃歌」 女陰をうたった詩なら、まずこれでしょう。 12吉岡実「マダム・レインの子供」 超現実的窃視者の詩学。 13清岡卓行「石膏」 「きみに肉体…

エロスの詩のアンソロジーを夢見て(その1)

詩であれ散文であれ、書いた原稿はなるべく書籍化するのがのぞましい。でも、なかなかそうもいかないのが売れない詩人のつらいところで、いくつかお蔵になりそうな原稿もあります。 たとえば十年ぐらい前に、「俳句界」という雑誌に一年間にわたって連載した…